効果

黒にんにくにはダイエットの効果はあるんでしょうか?じつは..

黒にんにくってダイエットの効果はあるんですか?

「にんにくがダイエットに効果がある」って聞いたことがあるんです。

にんにくの栄養を熟成して、さらに増やした黒にんにくなら、すごいダイエット効果があるんじゃないですか?

たしかに、にんにくはダイエットに効果のある野菜のひとつです。

それでは黒にんにくはどうでしょうか?

わかりました。

今回は黒にんにくのダイエット効果についてご紹介します!

結論からいうと

ダイエットの効果は、黒にんにくよりも にんにくの方が高いです。

よろこぶにんにくとがっかりする黒にんにくのイラスト

ええ!

これは黒にんにくの良さを紹介するサイトじゃないんですか?

そのとおりです。

しかし、ウソをついてまで黒にんにくをおすすめすることはしません。

このサイトはここに訪れてくれた人が黒にんにくを使って健康で幸せになっていただくためのサイトです。

それにしても、にんにくの方がダイエットに効果的だなんていっちゃっていいんですか?

それが事実ならいいんですよ
(^_^)v

それでは詳しく解説していきます。

このページで得られるメリット
  • 黒にんにくのダイエット効果についてわかる
  • にんにくのダイエット効果についてわかる

黒にんにくのダイエット効果について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください!

にんにくのダイエット効果とは?

体重計に乗っているにんにくとメジャー

まずは、にんにくのダイエット効果についてご紹介します。

にんにくのほうが黒にんにくよりもダイエット効果が高いんですよね?

はい!

にんにくは、ダイエットにどんな効果があるんですか?

にんにくには、「アリシン」というダイエットに効果的な成分がふくまれています。

アリシン

Allicin

にんにくにふくまれている成分の中でもっともダイエットに効果のある成分はアリシンです。

このアリシンにはダイエットに有効な2つの効果があります。

アリシンの効果

  • 「ビタミンB1」の働きを長持ちさせる
  • 「褐色脂肪細胞」の働きを活発にする

どっちも、ダイエットにどのように関係しているかわかりにくいですね…

大丈夫です。

それぞれくわしくご紹介していきます。

ビタミンB1の効果を長持ちさせる

VITAMIN B1と書かれた黒板と食材

にんにくにたくさんふくまれるアリシンには、ビタミンB1と結びついてビタミンB1の働きを長持ちさせる効果があります。

ビタミンB1は体の中の糖分をエネルギーに変えたり、体の外に排出する働きをもっているんです。

糖分は脂肪になるから、ダイエットの敵です!

でも、食事のあとのアイスがやめられないんですよ…

私が摂取してしまった糖分をジャンジャン排出してもらえたら助かります♪

ビタミンB1はダイエットにとても効果的な成分なんですが、汗や尿などの水分に溶けやすいので、すぐに出ていってしまいます。

ビタミンB1が水に溶け出す様子

出ていってほしいのは糖分なのに!

そこで登場するのが、アリシンです。

アリシンはビタミンB1と結びつくことでビタミンが体の外へ出ていくのを抑えてくれるんです。

ビタミンB1とアリシンが水に強くなる説明イラスト

ビタミンB1が長く体の中にとどまって糖分の処理をしてくれるので、効率よくダイエットができるようになります。

アリシンすごいです!

「褐色脂肪細胞」の働きを活発にする

FATと書かれた紙が燃えている

アリシンには交感神経を優位にしてアドレナリンを分泌させる効果もあります。

アドレナリンは、「元気」「やる気」を起こさせるホルモンですよね?

はい!そのとおりです!

このアドレナリンには「褐色脂肪細胞」という、その名のとおり茶色い脂肪細胞の働きを活発にする効果があります。

脂肪細胞の働きを活発にするんですか?

それじゃあダメじゃないですか!

ちがうんです。

脂肪細胞には「褐色脂肪細胞」と、もう1つ「白色脂肪細胞」というものがあります。

褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞のイラスト

「白色脂肪細胞」は、脂肪を貯め込む働きをもっています。

私が思っていたのは「白色脂肪細胞」のことです!

それじゃあ「褐色脂肪細胞」はどんな働きをするんですか?

「褐色脂肪細胞」の働きは「脂肪を分解して燃焼させる」というものです。

脂肪を燃焼させてエネルギーに変えてくれるので、アドレナリンが「褐色脂肪細胞」の働きを活発にするということは、体を脂肪が貯まりづらい状態にしてくれるということになります。

比較対象 褐色脂肪細胞 白色脂肪細胞
場所 ・首のまわり
・肩甲骨のまわり
・わきの下
・腎臓のまわり
・皮膚の下
・内蔵のまわり
働き 脂肪を燃焼する 脂肪を貯める

そうだったんですね!

ダイエットに効果のある脂肪細胞もあるんだぁ…

それにしても、にんにくにふくまれているアリシンってすごいですね!

黒にんにくのダイエット効果とは?

半分に切られた5つの黒にんにく

つぎに、黒にんにくのダイエット効果についてご紹介いたします。

…といっても、黒にんにくの成分を細かく調べてみたのですが、確実に「この成分がダイエットに効果的!」といえるものが見つかりませんでした。

黒にんにくにはポリフェノールがたくさんふくまれていますよね?

ポリフェノールはダイエットに有効じゃないんですか?

ダイエットに有効なのはコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)です。

コーヒーが丸で黒にんにくがバツ

コーヒーポリフェノールはその名のとおり、コーヒーに多くふくまれている成分なんですが、黒にんにくにはふくまれていないんですよ…

「コーヒーがダイエットに効果がある」って聞いたことありますが、そういう理由だったんですね!

そうなんです。

ポリフェノールは、5000以上の種類があって、抗酸化作用があるという性質は共通していますが、種類のちがいによりそれぞれ効果がちがいます。

ポリフェノールが入っていればなんでもダイエットに効果があるというわけではないんですね…

黒にんにくには、たくさんの効果があると思っていましたけど、万能ではないんだぁ…

残念ながら…

アリシンはふくまれていないんですか?

アリシンは、にんにくの「におい」と「辛味」の原因になっている成分なんですが、黒にんにくは、熟成されていく間にアリシンが「S-アリルシステイン」という成分に変わってしまうためほとんどふくまれていません。

そのおかげで、黒にんにくは、においや辛味がほとんどなくて食べやすいというメリットもあります。

でもダイエット効果についてはマイナスなんですね…

はい。

ただし、にんにくを炊飯器で温めてつくった黒にんにくは、アリシンがS-アリルシステインにしっかりと変化していないため、のこっている可能性は高いです。

でもそれなら、にんにくを食べたほうがいいですよね!

にんにくが1位で炊飯器で作った黒にんにくが2位で、優れた黒にんにくが3位

そうなんです。

わざわざS-アリルシステインに変われなかったのこりを食べるより、はじめから にんにくを食べたほうが効率的ですから。

S-アリルシステインにはダイエット効果はないんですか?

S-アリルシステインは高い抗酸化作用をもっていて、老化、癌(がん)の予防や疲労回復には、とても効果的な成分なのですが、ダイエットへの直接的な効果は発表されていません。

まとめ!

今回は黒にんにくのダイエット効果についてご紹介いたしました。

内容をまとめるとつぎのようになります。

まとめ

●にんにくには「アリシン」という成分がふくまれている

●アリシンはビタミンB1の効果を長持ちさせる

●ビタミンB1は糖分をエネルギーに変えたり、体の外に排出する

●アリシンは褐色脂肪細胞の働きを活発にする

●褐色脂肪細胞は脂肪を分解して燃焼させる

●黒にんにくには、ハッキリとダイエットに効果的といえる成分がない

●黒にんにくにふくまれるポリフェノールはダイエットに効果的ではない

●ダイエットには黒にんにくよりも、にんにくの方が効果的

いかがだったでしょうか?

これまで、黒にんにくのすごい効果をたくさん教えてもらっていたのに、まさかダイエット効果で、にんにくに負けてしまうなんて…

黒にんにくは、万能薬ではありませんから。

黒にんにくの効果が必要な人は黒にんにくを食べたほうがいいし、ほかの食材の効果が必要な人は、ほかの食材を食べたほうがいいんです。

体重を気にする男性とにんにく、疲れてしゃがみこんでいる女性と黒にんにく

そういうことですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

今回の話があなたのお役に立てたらうれしいです(^_^)

黒にんにくはダイエットの効果は、にんにくより低いですが、にんにくよりすぐれている効果もたくさんあります。

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