黒にんにくにふくまれている成分「バリン」について教えていただけないでしょうか?
バリンって、ふだんあまり聞かない成分ですよね。
そうですね。
わかりました!
それでは今回は、黒にんにくにふくまれている「バリン」についてご紹介します!
結論からいうと
黒にんにくにふくまれているバリンには、筋肉や肝臓、美肌をサポートする効能がたくさんあります。
それでは詳しく解説していきます。
- バリンの特徴がわかる
- バリンの効能がわかる
- バリンの実際の効果がわかる
黒にんにくの成分であるバリンについて知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください!
感動体験 黒にんにく
たしかに、黒にんにくは食品なので、効能だけじゃなく副作用や欠点も気になりますよね! わかりました! 今回は黒にんにくの効能と欠点についてご紹介します! 結論からいうと 【効能1】元気 【効能2】健康 【効能3】若さ 【欠点1】食べすぎると体
バリンの効能と効果
熟成された黒にんにくは「バリン」が約4倍に増加します。
成分 | 黒にんにく | にんにく |
---|---|---|
バリン | 29.20mg | 7.05mg |
まずはバリンの特徴をかんたんにご紹介しておきます。
バリンの特徴
バリンは体内ではつくり出すことができないけれど、生きていくために必要なアミノ酸(必須アミノ酸)です。
そのため食品から摂取していかなくていけません。
バリンは黒にんにく以外にどんな食品にふくまれているんですか?
黒にんにく以外でバリンを多くふくむ食品には、つぎのようなものがあります。
- 牛や豚のレバー
- 鶏むね肉
- チーズ
- 高野豆腐
- かつおぶし
そんなバリンには、つぎのような効能があります。
- 傷ついた筋肉を修復する
- 筋肉のエネルギー源になる
- 窒素のバランスを整える
- エラスチンを構成する
- グルタミン酸をつくる
- 肝臓のタンパク質を合成する
- 食欲増進
こんなにたくさんの効能があるんですね!
でも「窒素のバランスを整える」とか「グルタミン酸をつくる」といわれても、それがなににいいのか全然わかりません…
それでは、1つずつご紹介していきますね。
傷ついた筋肉を修復する
バリンは傷ついた筋肉を修復する効能をもっています。
筋肉って傷つくんですか?
筋肉は繊維(せんい)によってできています(筋繊維)
そして、運動をすると筋繊維が傷ついたり切れたりするんです。
筋肉の繊維が切れたら大変じゃないですか!
大丈夫ですよ
(^_^)
筋繊維が切れるのはよくあることなんです。
運動したあとに体が痛くなるのは筋繊維が切れたり傷ついている証拠です。
そして、それが修復されるときに筋繊維は太くてつよくなるんです。
バリンはその修復を効果的にしてくれるアミノ酸なんですよ。
そうだったんですね!
筋肉のエネルギー源になる
バリンは筋肉を修復するだけでなく筋肉のエネルギー源にもなります。
運動をするにはエネルギーが必要です。
しかし、エネルギーが不足すると筋肉を分解してエネルギーをつくり出します。
筋肉を分解すると当然 筋肉の量は減ってしまいます。
筋肉をつけるために運動をしていてもエネルギーが足りないと逆に筋肉が減ってしまうんですね!
はい。
しかし、バリンを摂取することでバリンがエネルギー源になり、筋肉の分解を減らすことができるため筋肉量を維持することができるようになるんですよ。
なるほど!
窒素のバランスを整える
バリンには、血液中にある窒素のバランスを整える効能があります。
なんで窒素のバランスを整える必要があるんですか?
それは、窒素のバランスが整っていないと筋肉が減ってしまうからです。
また筋肉が減ってしまうんですか?
体はエネルギー不足だけでなく、窒素のバランスが崩れてしまったばあいもバランスを整えるために筋肉を分解してしまいます。
バリンを摂取することで窒素のバランスを整えて、筋肉が減るのを防いでくれるんですよ。
バリンって筋肉を増やしたり維持するために頑張ってくれるんですね。
エラスチンを構成する
バリンはエラスチンを構成するアミノ酸の1つです。
エラスチンってなんですか?
エラスチンはコラーゲン同士を結びつけ、肌のハリや弾力を保ってくれる肌の組織です。
しかし、20代なかばを過ぎるとエラスチンは少しづつ減ってしまうんですよ。
お肌の曲がり角ってやつですね。
エラスチンが減ると肌にはハリがなくなりシワやたるみが目立つようになります。
しっかりとバリンを摂取してエラスチンを維持していくことで、肌のハリや弾力も維持することができます。
肝臓のタンパク質を合成する
バリンには、肝臓のタンパク質を合成する効能があります。
そのため、肝硬変を改善する効果があると考えられています。
肝硬変って聞いたことがありますが、どんな症状なんですか?
肝炎により肝細胞が破壊されると肝臓は再生能力が高いので修復をおこないます。
その際に肝臓の中に繊維質が発生するんです。
肝炎の状態が続いて肝細胞の破壊が続いてしまうと、修復が何度もおこなわれます。
すると、肝臓の中に繊維質がどんどんたまって肝臓が硬くなってしまう…という病気です。
肝臓が硬く変化するから肝硬変なんですね。
はい。
そのまんまですね
(^_^)
でも、肝硬変は怖い病気なんですよ。
どんな病気なんですか?
肝硬変は進行すると肝臓の働きが低下してしまいます。
症状がひどくなると黄疸や肝臓癌、肝性脳症などの症状や病気を引き起こすんです。
(参考|肝硬変は治る?進行を防ぐには?症状や原因・治療法を解説|安藤内科おなかクリニック)
それは怖いですね..
肝硬変により肝臓の働きが低下すると肝臓はタンパク質をつくる量が減ってしまいます。
しかし、バリンを摂取することで肝臓のタンパク質を合成する量が増えることがわかっています。
そのためバリンは肝硬変の症状を改善すると考えられているんですよ。
黒にんにくの肝臓への効果についてはこちらで詳しくご紹介しています!
グルタミン酸をつくる
バリンには「グルタミン酸」をつくる効能があります。
グルタミン酸ってなんでしょうか?
アンモニアが体の中にたまってしまうとエネルギーをうまくつくれなくなります。
そのため、疲れやすくなったり体調を崩しやすくなってしまいます。
また、たまったアンモニアが脳にまで達してしまうと脳機能が低下する「肝性脳症」を引き起こす可能性があります。
グルタミン酸は、そんなアンモニアを解毒して尿の排出を促進してくれるアミノ酸なんですよ。
なるほど!
それじゃあ、バリンをしっかり摂ってグルタミン酸をつくらないといけませんね!
食欲増進
バリンには食欲を増進する効果があることがわかっています。
食欲がないときはバリンをふくんでいる黒にんにくを食べることで食欲を増進して筋肉を増強したり、栄養をしっかり摂って健康になることができるようになります。
まとめ!
今回は黒にんにくにふくまれている「バリン」についてご紹介いたしました。
内容をまとめるとつぎのようになります。
●熟成されて黒にんにくになることでバリンは約4倍に増える
●バリンは自分でつくり出すことができない必須アミノ酸である
●食品から摂取しなくてはいけない
●バリンには筋肉を増強するいくつかの効能がある
●美肌の効能がある
●肝臓の機能をサポートする効能がある
いかがだったでしょうか?
黒にんにくにふくまれている「バリン」には筋肉や健康、美肌の効能・効果があるんですね!
はい。
男性にも女性にもおすすめの成分ですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
今回の話があなたのお役に立てたらうれしいです(^_^)
黒にんにくのバリン以外の効能や効果が知りたい人はこちらのページをご覧ください。
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たしかに、黒にんにくは食品なので、効能だけじゃなく副作用や欠点も気になりますよね! わかりました! 今回は黒にんにくの効能と欠点についてご紹介します! 結論からいうと 【効能1】元気 【効能2】健康 【効能3】若さ 【欠点1】食べすぎると体