「ジャンボ黒にんにく」というものがあると聞きました。
このジャンボ黒にんにくというのは単純に黒にんにくが大きくなっただけのものなんですか?
たしかに、最近ジャンボ黒にんにくというものを、ちらほら見かけることがあります。
そこで今回は、このジャンボ黒にんにくについてご紹介します。
結論からいうと
ジャンボ黒にんにくと黒にんにくはまったくべつのものです。
しかし、似ている部分もあります。
そして、違っている部分もたくさんあるのでご紹介していきます。
それでは詳しく解説していきます。
- 「ジャンボ黒にんにく」と「黒にんにく」のちがいについてわかる
- ジャンボ黒にんにくの効果についてわかる
ジャンボ黒にんにくの効果について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください!
黒にんにくの効果
黒にんにくにはたくさんの効果があります。「男性」「女性」「血圧」「癌(がん)」「口コミ」「白髪」「肝臓」「プログ」など…さまざまなテーマにわけてご紹介しています。きっとあなたの興味のあるものが見つかるはず!ぜひ1度ご覧になってください。
ジャンボ黒にんにくとは?
黒にんにくは「にんにく」からつくられます。
そして、ジャンボ黒にんにくは「ジャンボニンニク(無臭ニンニク)」からつくられます。
ニンニクとジャンボニンニクは大きさがちがうだけじゃないんですか?
それがちがうんです。
私たちがいつも食べている にんにくは「にんにく種」の野菜ですが、ジャンボニンニクは「リーキ種」という種類です。
黒にんにく | ヒガンバナ科ネギ属ニンニク種 |
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ジャンボ黒にんにく | ヒガンバナ科ネギ属リーキ種 |
リーキとは西洋ネギのことです。
ジャンボニンニクは、にんにくと種類がちがうんですか!
それじゃあ、味や効果もちがうんですか?
そうなんです。
ジャンボ黒にんにくは、ニンニク特有の においや辛味がとてもすくないです。
それは、ジャンボにんにくには、にんにくの においと辛味のもとである「アリシン」という成分が14分の1しかふくまれていないからです。
だから、ジャンボにんにくは「無臭ニンニク」とも呼ばれています。
そのため、ジャンボ黒にんにくも通常の黒にんにくより においや酸味がすくないです。
また、もう1つ味のちがいがあります。
それはジャンボにんにくには「わずかに苦味がある」ということです。
苦味があると、けっこう食べづらいんじゃないですか?
安心してください。
ジャンボ黒にんにくには、あまり苦味がのこっていないので、それほど気にする事はないですよ。
よかったです。
それなら、黒にんにくの味やにおいが苦手で食べられなかった人でも、ジャンボ黒にんにくなら食べられるかもしれませんね。
成分や効果のちがいはあるんですか?
わかりました。
それでは、つぎにジャンボ黒にんにくと黒にんにくの栄養や効果のちがいについてご紹介します。
ジャンボ黒にんにくの効果とは?
ジャンボ黒にんにくには、黒にんにくと似た効果があります。
しかし、まったくちがう効果もあるんですよ。
やっぱり味がちがうから、ふくまれる成分もちがうんでしょうね。
すでにご紹介した通り、ジャンボニンニクには「アリシンがとてもすくない」という特徴があります。
そのため、ジャンボにんにくからつくられたジャンボ黒にんにくには「S-アリルシステイン」がすくないのが特徴です。
黒にんにくをつくるばあい、にんにくを熟成してつくります。
この熟成期間にアリシンがS-アリルシステインに変化するんです。
S-アリルシステインは黒にんにくの代表的な成分ですよね?
はい。
S-アリルシステインは、つぎのような効果を持つ黒にんにくの代表的な成分です。
- 疲労回復
- 免疫力アップ
- 抗酸化作用(老化予防)
- 癌(がん)予防
- 悪玉コレステロールの除去
ジャンボ黒にんにくは、これらの成分がすくなくなってしまうんですね…
しかし、もう1つ黒にんにくには代表的な成分があります。
それは「ポリフェノール」です。
そのポリフェノールは、ジャンボ黒にんにくの方が黒にんにくよりも多くふくまれています。
ポリフェノールは赤ワインに入っていることで有名ですよね。
老化予防の効果があるとか…
はい。
ポリフェノールにはS-アリルシステインと同様に抗酸化作用(老化予防)の効果があります。
ほかにちがいはないんですか?
もう1つジャンボ黒にんにくには黒にんにくとちがう点があります。
それは「サポニン」という成分がふくまれているということです。
さきほど、ジャンボにんにくには「苦味」がある…とご紹介しましたが、サポニンはその苦味のもとになる成分です。
サポニンって聞いたことがあります。
サポニンは大豆や高麗人参などに多くふくまれている成分です。
つぎのような効果があります。
- 免疫力アップ
- 肥満予防
- 血流の改善
- 肝機能アップ
- 咳や痰(たん)を抑える
- 抗酸化作用
なるほど!
ジャンボ黒にんにくには、こんな特徴があるんですね。
味やにおい、効果で黒にんにくにするかジャンボ黒にんにくにするかしっかりと選んだほうがよさそうですね。
まとめ!
今回はジャンボ黒にんにくの効果についてご紹介いたしました。
内容をまとめるとつぎのようになります。
●にんにくは「にんにく種」でジャンボにんにくは「リーキ種」
●ジャンボにんにくには、アリシンが14分の1しかふくまれていない
●そのためS-アリルシステインがすくない
●ポリフェノールはジャンボ黒にんにくのほうが多い
●ジャンボ黒にんにくにはサポニンがふくまれている
●ジャンボ黒にんにくのほうが、においや酸味がすくないが、水分と苦味が多い
いかがだったでしょうか?
黒にんにくとジャンボ黒にんにくでは、においや味だけじゃなく効果もちがうんですね!
そうなんです。
だから、しっかりと選んで、あなたに合っている方を選ぶことをおすすめします。
黒にんにくについて
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最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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