「にんにくは食べ過ぎると貧血になる」って聞きましたが、黒にんにくはどうでしょうか?
それと、黒にんにくの貧血に対する効果があれば教えていただきたいです。
たしかに、にんにくを食べすぎると貧血になることがあります。
それじゃあ、黒にんにくを食べ過ぎても貧血になるんですか?
わかりました。
今回は黒にんにくが「貧血の原因になるかどうか?」と「貧血を改善する効果はあるのか?」ということについてご紹介します。
結論からいうと
貧血に関しては黒にんにくは予防・改善できるような効果はありません。
貧血に効果のある食品をお探しのばあい、黒にんにく以外の食品を探したほうがいいでしょう。
逆に黒にんにくを食べることで貧血になる可能性もありません。
ただし、食べ過ぎには注意しましょう。
それでは詳しく解説していきます。
- 黒にんにくが貧血の原因になるかどうかがわかる
- 黒にんにくが貧血に関する効果あるかどうかがわかる
黒にんにくの貧血への効果と危険性について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください!
黒にんにくの効果
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黒にんにくの効果と貧血との関係は?
黒にんにくの貧血への効果と「貧血を引き起こしてしまわないか?」という疑問についてお答えします。
まずは、貧血の症状と原因、対策についてかんたんにご紹介しておきます。
貧血とは?
貧血とは、ヘモグロビンの量がすくない状態のことです。
ヘモグロビンとは、赤血球の中にふくまれていて酸素をはこぶ働きをする赤色色素タンパク質です。
このヘモグロビンの量が減ると体中の細胞に酸素が行き渡らなくなり、さまざまな症状を引き起こします。
多くの人は、急に立ち上がったときに頭の中が真っ白くなって、ふらついたり倒れてしまうことだと思っています。
ちがうんですか?
しかし、それは貧血のごく1部の症状であったり、もしくは貧血以外の症状であったりします。
先にご紹介した通り、貧血とは「ヘモグロビンの数がすくなくなっている状態」です。
貧血の症状としてはつぎのようなものがあります。
- めまいや立ちくらみ
- 頭痛や胸の痛み
- 息切れ
- 動悸
これらの症状が起きたばあいは、貧血を疑ってみましょう。
これ以外にも爪がサジ状になってしまったり下まぶたの内側が白くなったり、氷をかじりたくなったりするのも貧血の症状です。
いろいろな症状があるんですね。
そのとおりです。
貧血は女性に多いと聞きますが、貧血はどんなことが原因で起こるんですか?
貧血の原因にはつぎのようなものがあります。
- 鉄分やビタミンの不足
- 生理
- 妊娠・授乳
- 病気(子宮筋腫・胃潰瘍・胃がん ・大腸癌)
- 造血細胞の異常
- 激しいスポーツ
いろいろな原因があるんですね!
まずは、鉄分やビタミンのような栄養をしっかりとることが大切なんですね。
そのとおりです。
貧血の対策には、つぎのようなものがあります。
- ヘモグロビンの材料になる鉄分を摂る
- 良質なタンパク質を摂る
- 鉄分の吸収を邪魔する食品を食べない
- ゆっくりとよく噛んで食べる
なるほど。
「しっかりと栄養を摂ってよく噛んで体に吸収させる」っていうことですね。
はい。
病気からくる貧血は、またべつですが、基本的にしっかり栄養を体に取り込むことが大切です。
黒にんにくを食べると貧血になる?
つぎに「黒にんにくを食べると貧血を引き起こしてしまうことがあるのかどうか?」という疑問についてご紹介します。
にんにくを食べすぎると貧血なるんですよね。
はい。
にんにくには「アリイン」という成分があります。
このアリインを摂取しすぎると、体の中のヘモグロビンを減少させさせてしまいます。
黒にんにくは熟成されてから、にんにくになる間にアリインのほとんどが「S-アリルシステイン」というべつの成分に変わります。
そのため、にんにくを食べるのにくらべて、アリインの摂取量が大幅に減るので、適切な量の黒にんにくを食べていれば、貧血になるという事はありません。
成分 | 黒にんにく | にんにく |
---|---|---|
アリイン | 68mg | 518mg |
(参考|ニンニクの成分とその働き | 岡崎商店)
たしかにアリシンの量が大幅に減っていますね。
にんにくから黒にんにくに変わると、こんなに成分が変わるんですね。
黒にんにくは貧血改善に効果がある?
それでは今度は「黒にんにくを食べることで貧血の予防や改善に効果があるのかどうか?」ということをご紹介します。
結論からいってしまうと、黒にんにくを食べることで、貧血の予防や改善に特べつ効果がありそうな成分や効果は見つかりませんでした。
あえて、貧血の予防・改善のために黒にんにくを食べる必要はないでしょう。
黒にんにくはいろいろな効果があるから、貧血の予防・改善にも効果があるじゃないかって少し期待していました。
貧血の改善予防には、黒にんにくではなくつぎのような食品を取ることをおすすめします。
- 肉(牛肉・豚肉・鶏肉)
- レバー
- 魚(マグロ・かつお・鮭)
- 野菜
これらの食材をよく噛んで食べることでヘモグロビンがつくられ、貧血の予防・改善ができます。
まとめ!
今回は黒にんにくの貧血に関する効果についてご紹介いたしました。
内容をまとめるとつぎのようになります。
●貧血とは、血液中のヘモグロビンの量が減ってしまうこと
●貧血になることで「めまいや立ちくらみ」「頭痛や胸の痛み」などの症状があらわれる
●にんにくにふくまれるアリインをたくさん摂るとヘモグロビンが減ってしまう
●にんにくから黒にんにくになることでアリインは大幅に減る
●適切な量の黒にんにくを食べることで貧血になることはない
●黒にんにくには貧血を予防・改善する効果はない
いかがだったでしょうか?
黒にんにくを食べていても貧血の原因になることがないというのは安心しました。
でも、できれば貧血の予防・改善の効果があったらうれしかったなぁ…
そうですね。
でも、黒にんにくは貧血への効果はありませんが、それ以外にたくさんのすばらしい効果があるんですよ。
黒にんにくについて
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最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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