黒にんにくの効能と欠点

黒にんにくに含まれるプロリンの効能と効果をご紹介いたします。

黒にんにくには「プロリン」という成分がふくまれているそうですね!

「プロリンは肌にいい」と聞いたんですけど本当ですか?

たしかにプロリンは肌にいいアミノ酸です。

それじゃあその効能や効果を詳しく教えていただけないでしょうか?

わかりました!

今回は黒にんにくにふくまれているプロリンの効能・効果についてご紹介します!

結論からいうと

プロリンには、コラーゲンを合成・修復する効能があります。

それが、肌をキレイにしてくれたり、関節痛を改善してくれる結果になります。

また、脂肪をエネルギーに変える効果もあるので、ダイエットにも効果がある成分です。

それでは詳しく解説していきます。

このページで得られるメリット
  • 黒にんにくにふくまれているプロリンの効能・効果がわかる

プロリンの効能・効果について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください!

プロリンの効能・効果

Proline

熟成された黒にんにくは「プロリン」が約7倍に増加します。

成分 黒にんにく にんにく
プロリン 57.20mg 8.22mg

まずは、そんなプロリンの特徴をご紹介します。

プロリンの特徴

鏡を見て目元をおさえる高齢の女性

プロリンは人間が体内でつくり出すことができるアミノ酸(非必須アミノ酸)の1つです。

プロリンは黒にんにく以外にも、つぎのような食品に多くふくまれています。

プロリンを多くふくむ食品

  • 豚肉(とくに皮の部分)
  • 小麦
  • 乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)
  • 大豆製品(豆腐・豆乳など)

そんなプロリンには、つぎのような効能があります。

プロリンの効能

  • コラーゲンの合成・修復をする
  • リパーゼを活性化させる

「効能」ってわかりにくいですよね!

コラーゲンが「肌にいい」というのはわかるけど、「リパーゼを活性化」っていわれても全然わかりません。

それでは、プロリンの効能について、わかりやすくご紹介していきますね。

コラーゲンの合成・修復をする

コラーゲン

プロリンにはコラーゲンを合成・修復する効能があります。

コラーゲンって肌にいいんですよね?

コラーゲンとは、人間の皮膚や軟骨、血管、靭帯、血管などを構成する繊維状のタンパク質です。
(参考|コラーゲン | e-ヘルスネット(厚生労働省)

組織や細胞をつなぎ合わせる働きがあります。

真皮の約70%がコラーゲンでできていて、肌の潤いや弾力、ハリを維持しています。

肌の組織

しかし、このコラーゲンは年齢を重ねるとともに減少していきます。

それは、コラーゲンをつくり出す能力が年齢とともに低下していくからです。

たしかに、若い頃にくらべて肌の潤いやハリがなくなってきました…

また、加齢だけでなく日光に当たることで紫外線に傷つけられて減少していきます。

おそろしいことにコラーゲンの量は60代の時点で20代の半分にまで減少してしまうんです。

プロリンがふくまれている黒にんにくを食べれば減少したコラーゲンを増やせるんですか?

はい。

プロリンにはコラーゲンを合成する効能があるので、黒にんにくを食べてプロリンを摂取することでコラーゲンの量を増やすことができます。

その際に、ビタミンCやビタミンAもいっしょに摂ることで、さらにその効果は高くなるんですよ。

VITAMINS

プロリンは美肌にはとても重要な成分なんですね!

そのとおりです。

そして、プロリンの効果は美肌だけではありません。

関節痛の改善にも効果があるんですよ!

ひじをおさえる高齢の女性

最近、座ったり立ったりするときに膝が少し痛いんですけど、それも改善できるんですか?

はい。

関節痛の大きな原因の1つは、骨と骨の間のクッションがすり減ってしまうことです。

そのクッションとは軟骨のことですが、軟骨の約50%はコラーゲンでできています。

そのため、プロリンでコラーゲンの合成・修復がおこなわれるとすり減ったり加齢のために固くなってしまった軟骨の弾力性がアップして関節痛を改善してくれます。

美肌と関節痛って関係がないような気がしますが、コラーゲン、プロリンが大切なんですね!

(参考|コラーゲン由来のジペプチドであるプロリン-ヒドロキシプロリンは、培養ヒト皮膚線維芽細胞における細胞増殖とヒアルロン酸合成を刺激します-PubMed

リパーゼを活性化させる

FATと書かれた紙に火をつけようとしている

プロリンにはリパーゼを活性化させる効能があります。

リパーゼってどんなものなんですか?

リパーゼとは、胃や膵臓にある消化酵素の1つです。

食べたものの脂肪を分解してエネルギーに変える働きをもっています。

脂肪をエネルギーに変えて消費するので、体の脂肪を減らしてくれますよ。

食べるだけで脂肪を減らしてくれるなんて運動きらいの私にはとってもありがたいです!

ただし、エネルギーを消費しないとまた脂肪へと戻ってしまうので、黒にんにくを食べて脂肪をエネルギーに変えたら運動をしてそれを消費するのが効果的ですよ。

体操をする高齢の夫婦

やっぱり運動は必要なんですね。

まとめ!

今回は黒にんにくの成分であるプロリンの効能・効果についてご紹介いたしました。

内容をまとめるとつぎのようになります。

まとめ

●プロリンは「豚肉」「小麦」「乳製品」「大豆製品」に多くふくまれている

●プロリンには、コラーゲンを合成・修復する効能がある

●コラーゲンは肌の潤いや弾力、ハリを維持する美肌に有効な成分

●コラーゲンの合成・修復は関節痛の改善にも効果がある

●プロリンは、リパーゼを活性化する効能がある

●リパーゼは食べたものをエネルギーに変えてくれる

●エネルギーを消費すれば、ダイエットに効果がある

いかがだったでしょうか?

黒にんにくには美肌や関節痛、ダイエットに効果がある成分がふくまれているんですね。

年齢を重ねるごとに肌のハリや潤いがなくなってくるし、立ったり座ったりすると膝が痛くなってきます。

それに若いときより痩せにくくもなったんですよね…

年齢を重ねるとコラーゲンが減少します。

そのうえ、基礎代謝が低下するので、運動しても痩せにくくなってしまうんです。

黒にんにくは、そんな私にピッタリの食品かもしれませんね!

黒にんにくにはプロリン以外にもたくさんの効能・効果をもった成分がふくまれています。

気になる人はこちらも参考にしてみてください。


最後までお付き合いいただきありがとうございました!

今回の話があなたのお役に立てたらうれしいです(^_^)