黒にんにくにふくまれている「ロイシン」という成分について紹介していただけないでしょうか?
なるほど。
ロイシンについて知りたいんですね。
わかりました!
今回は「ロイシン」の効能と効果についてご紹介します!
結論からいうと
黒にんにくにふくまれているロイシンは「筋肉」「血糖値」「肝臓」などに関係する成分です。
それでは詳しく解説していきます。
- ロイシンの特徴がわかる
- ロイシンの効能がわかる
- ロイシンの効果がわかる
黒にんにくにふくまれているロイシンの効能と効果について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください!
感動体験 黒にんにく
たしかに、黒にんにくは食品なので、効能だけじゃなく副作用や欠点も気になりますよね! わかりました! 今回は黒にんにくの効能と欠点についてご紹介します! 結論からいうと 【効能1】元気 【効能2】健康 【効能3】若さ 【欠点1】食べすぎると体
ロイシンの効能と効果
私たちが普段食べているにんにくは熟成されて黒にんにくになると「ロイシン」の量が10倍に増加します。
成分 | 黒にんにく | にんにく |
---|---|---|
ロイシン | 18.20mg | 1.82mg |
※100g中の量です
そんなロイシンの効能と効果についてご紹介します。
ロイシンの特徴
ロイシンは、自分自身の体内でつくり出すことができないアミノ酸(必須アミノ酸)の1つです。
必須アミノ酸のなかでも「ロイシン」「イソロイシン」「バリン」はBCAAと呼ばれ、筋肉の強化に効果的な栄養素です。
ロイシンは成人で1日39mgの摂取が目安になります。
(参考|日本人の食事摂取基準(2020 年版) 「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書)
これは、ロイシンが栄養素のなかでも、とくに多くの量を摂取しなくてはいけない栄養素であることを示しています。
しかし、ロイシンはさまざまな食品にたくさんふくまれているので、しっかりと食事をしていれば不足することはありません。
それじゃあ、ロイシンを摂取するためにわざわざ黒にんにくを食べる必要はないんですね。
はい。
ふつうの食事をしているのならば、ロイシンを摂取するために黒にんにくを食べる必要はありませんよ。
ただし、黒にんにくには、ほかにもさまざまな効果があるおすすめの食品です。
黒にんにくの効果について知りたい人はこちらをどうぞ。
効果
黒にんにくにはたくさんの効果があります。「男性」「女性」「血圧」「癌(がん)」「口コミ」「白髪」「肝臓」「プログ」など…さまざまなテーマにわけてご紹介しています。きっとあなたの興味のあるものが見つかるはず!ぜひ1度ご覧になってください。
ロイシンをたくさんふくんでいる食品には、つぎのようなものがあります。
食品 | 含有量(食品100g中) |
---|---|
牛肉(赤身部分) | 1500mg |
牛肉 (レバー部分) | 1800mg |
鶏肉(胸肉) | 1900mg |
鶏肉(もも肉) | 1500mg |
本まぐろ赤身 | 2100mg |
あじ | 750mg |
ヨーグルト | 350mg |
納豆 | 1100mg |
卵 | 2200mg |
(参考|【参考資料】食品の選び方|ぜん息などの情報館|大気環境・ぜん息などの情報館|独立行政法人環境再生保全機構)
本当に39mgなんて、かんたんに摂れそうですね!
はい。
そんなロイシンですが、つぎのような効能があります。
- 筋肉の合成・分解を調整する
- インスリンの分泌を促進
- 神経伝達物質のような働きをする
- 肝機能アップ
具体的にどんな効能で、それがどんな効果につながるんですか?
わかりました。
それぞれご紹介していきます。
筋肉の合成・分解を調整する
黒にんにくにふくまれているロイシンには、筋肉の合成・分解を調整する効能があります。
筋肉の合成・分解を調整するってどういうことなんですか?
それってメリットがあるんですか?
筋肉というのは合成と分解を繰り返しています。
そのため合成と分解のバランスが大切です。
筋肉の合成がすくなくなり、分解ばかりがすすむと筋肉の量は減ってしまいます。
それは、筋肉の材料であるタンパク質が不足していたりタンパク質を吸収する働きが衰えたりすることでおこります。
また、ストレスを受け続けることで「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
コルチゾールが多量に分泌されると筋肉の分解が促進されて脂肪へと変わってしまうんです。
逆に筋肉の分解にくらべて合成の方が多くなると、筋肉量は増えていきます。
黒にんにくにふくまれているロイシンは、筋肉の合成を促進する効能があります。
そして同時に分解を抑制する効能ももっているんです。
ロイシンは筋肉を増やすだけじゃなく減るのも防いでくれるということですね?
そういうことです。
またロイシンは、筋肉とおなじように「ケラチン」というタンパク質でできている髪についても効果があります。
髪が生えやすい状態になり、太くハリやコシまで出ます。
筋肉だけじゃなく髪まで増えるなんて、男性にとってとてもありがたい成分ですね!
インスリンの分泌を促進
黒にんにくにふくまれているロイシンには、インスリンの分泌を促進する効能があります。
インスリンって血糖値を下げるものですよね?
はい。
インスリンとは膵臓から分泌されるホルモンです。
食事の食べ過ぎや運動不足により血糖値は高くなります。
「血糖値が高い」とは、血液中の糖(ブドウ糖)が多い状態のことです。
血糖値が高くなると膵臓からインスリンが分泌されます。
血糖値が高いと何がいけないんですか?
血糖値が高いと血管が詰まりやすくなったり血管の壁が壊れやすくなったり…と血管に悪い影響がでます。
すると、つぎのような症状を引き起こす可能性が高くなってしまうんです。
- 糖尿病
- 網膜症
- 腎症
- 神経障害
(参考|血糖値の上昇を防ぐ!食事のコツ【栄養だより2019年11月号】 | 日本調剤)
インスリンはそれを防いでくれるんですね?
はい。
分泌されたインスリンは、血液中にある糖を細胞の中に取り込みエネルギーに変える働きをもっています。
(参考|インスリン | e-ヘルスネット(厚生労働省))
また、糖から変わったエネルギーにより持久力や瞬発力が高くなるというメリットもあります。
肥満や病気の原因になる糖を分解してくれてエネルギーに変えてくれるなんてすばらしい効能です!
神経伝達物質のような働きをする
ロイシンには、神経物質のような働きをするという効能もあります。
黒にんにくにふくまれているロイシンは神経物質のように働き、痛みを抑えたり、幸福感をもたらしてくれます。
ロイシンはそんな効能ももっているんですね!
肝機能アップ
ロイシンは、肝臓でアルブミンの合成を促進したり、肝細胞を増やす効能があるといわれています。
アルブミンって何でしょうか?
アルブミンは、おもに肝臓でつくられるたんぱく質です。
アルブミンには血液を正常に循環させたり、体の中の「脂肪酸」「微量元素」「薬」「ホルモン」などを必要な場所まではこんでくれる働きがあります。
微量元素ってなんですか?
微量元素とは、つぎの8つのミネラルです。
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- ヨウ素
- マンガン
- セレン
- クロム
- モリブデン
ちなみに「ミネラル」とは体を作る材料になったり、体の調子を整えてくれる栄養素です。
ロイシンはこのような効能により、肝機能をアップしてくれるんです。
まとめ!
今回は黒にんにくにふくまれている「ロイシン」の効能や効果についてご紹介いたしました。
内容をまとめるとつぎのようになります。
●黒にんにくになることでロイシンは10倍に増える
●ロイシンは筋肉の合成・分解を調整する
●インスリンの分泌を促進する
●神経伝達物質のような働きをする
●肝機能をアップする
いかがだったでしょうか?
ありがとうございます。
ロイシンについてよくわかりました。
ロイシンは筋肉の量を増やしたり血糖値を下げたりしてくれるんですね。
はい。
とくに筋肉量を増やしたい人におすすめの成分なんですよ。
黒にんにくにはロイシン以外にも、いろいろな成分がふくまれています。
感動体験 黒にんにく
たしかに、黒にんにくは食品なので、効能だけじゃなく副作用や欠点も気になりますよね! わかりました! 今回は黒にんにくの効能と欠点についてご紹介します! 結論からいうと 【効能1】元気 【効能2】健康 【効能3】若さ 【欠点1】食べすぎると体
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
今回の話があなたのお役に立てたらうれしいです(^_^)